フードをもらえることだけがご褒美ではない!?愛犬にとっての「イイコト」を見つけよう。

褒めて育てる犬のトレーニングには以下のような目的があります。

「犬の失敗を防ぎ、褒めることに重点を置いて良い行動を教える」

これをすることにより、飼い主と犬の信頼関係を深めるとことができます。

楽しい気持ちでトレーニングしたいですよね!

そのトレーニングに必要な「褒めること、褒められること」ですが、愛犬にとってなにが「ご褒美」なのかを飼い主が把握しなければなりません。

あまりゴハンを食べない子もいます。

そういった子にフードを使ってトレーニングをしても楽しくないですよね。

犬にとってのご褒美ってどんなものがありますか?

  • フード(またはおやつ)をもらうこと
  • おもちゃで遊ぶこと
  • 撫でられること

代表的なのはこの3つでしょうか。

褒め言葉とご褒美をセットにする

犬は言葉を覚えているわけではありません。

褒め言葉のあとにご褒美が出てくることによって、覚えるのです。

その褒め言葉は

  • イイコ
  • えらいね
  • グッド
  • お利口さん

など。

実際、褒め言葉のあとに毎回おやつやおもちゃが出てくる、ということをセットにして何度も繰り返していると、良い行動をどんどんするようになります。

しかし注意点があります。

犬は環境の変化に敏感です。

家で出来ることが外では出来ない、ということがよくあります。

家で失敗したことないことでも、外に出た途端できなくなったりします。

なのでいろんな環境でトレーニングすることをおすすめします。

雑音の多い外でトレーニングする場合、いつもはあげないスペシャルフードをご褒美にあげるなど、飼い主さんも工夫をしましょう。

太るのが心配

ご褒美にフードを使っていると、愛犬が太るかもしれないという心配が出てきますね。

1日に与えるフードの量から、「ご褒美の分」をわけて取っておいてください。

ゴハンは当たり前に与えて、ご褒美分を別でさらに与えると太りますから・・・。

最終的には褒め言葉だけで愛犬を喜ばせたいですよね。

徐々にフードを減らしていきましょう。

ただ、だんだん減っていくと愛犬が察知します。

「いずれもらえなくなるかもしれない」と。

なので、あげたりあげなかったり、っていうのをやってみてください。

愛犬に「今回はもらえるかな??」という期待感を持たせてみましょう。

そんな感じで、毎回流れを同じにするのではなく、いろいろ変化を付けてやってみましょう。

その子にとっての「ご褒美」を探す

日常生活の中で愛犬にとって何がご褒美なのか、何に対してテンションが上がるのかをよく観察してください。

些細なことでも犬にとってはとても大きな喜びになることがたくさんありますよ♪

お散歩が大好きで外に出るのが好きな子にとっては、フードよりも出かけることの方がご褒美になります。

そんなときのポイントをお伝えします。

飼い主さんの許可が出てから犬が動くようにトレーニングをしましょう。

外に出たがる愛犬を玄関の前で「おすわり」と「まて」をさせ、愛犬が落ち着いてから外に出ます。

そして褒める。

そうすることで「褒める→外に出してもらえる」というふうに覚えていきます。

愛犬のいろいろな楽しいことを見つけ、「トレーニングは楽しいこと、いいことが待ってる」と教えてあげましょう。