視野が狭い人、広い人の違いとは?【具体例アリ】
みなさんは以下のような人に対して違和感を感じたことがありませんか?
- 人が言うことに否定から入る
- すぐに「普通さぁ~・・・」「〇〇は常識でしょ」などと言う
- ある特定の人の言うことのみ信じる
- 人を認めない
これらは単純に「視野が狭い人だなぁ」と感じるわけですが、では逆に「視野が広い人」とはどういう人でしょうか?
私が体験した具体例で解説したいと思います。
視野が狭い人と広い人の違いを目の当たりにすることになったきっかけ
私は普段から、「犬を褒めて育てるトレーニング」を推奨しています。
最初に説明しておくと、褒めて育てる「陽性強化」ということで、具体的には以下の通りです。
飼い主「今、あなたのやっていることは合っているよ」
↓
褒める。
↓
犬「この行動をすればご褒美がもらえる」
と、合っていることを肯定し褒めていくことで、犬が正解を出す頻度を上げていきます。
結果、その行動を出しやすくし、身につけさせていくのが「陽性強化」のトレーニング法です。
以前に比べて、このトレーニング法は広く世の中に受け入れられています。
昔はというと・・・皆さんもご存じの通り、怒りまくって叩きまくってしつけていたのが一般的でしたよね・・・。
今でもチョークチェーンによる訓練をしているところがありますし、専門学校でも「褒めて育てるトレーニング」はやっていないとのことです。(もしかしたらあるかも?)
このように、正反対とも言えるトレーニング方法があることを、私は「犬」に興味を持つことにより、知りました。
視野が狭い人の例
たまたま知り合いのドッグカフェのお手伝いに行った時のことです。
そこで働いていたスタッフさんが「警察犬訓練士」でした。
結構なご年配の方だったので、その道数十年というベテランです。
当時、私が「褒めて育てるドッグトレーニングをやっている」という話をしたら「フッ」と鼻で笑われた感じでした。
「ハイハイ、あの甘やかしてやるやつね。あんなの邪道ね。」と言われましたね。
その時私は、その人と特別議論するつもりもなかったので(お手伝いで行っただけだし初対面だし)、なんとなくその場を切り抜けて終わりました。
でも、何かモヤ~っとしたものは残りましたけどね。
視野が広い人の例
普段私は、犬のトレーニングの師匠の横に付いて、教えてもらっています。
犬に関するギモンや不安なところ、全てにおいて親切丁寧に教えてくれる師匠です。
ある日私は、ドッグカフェで出会った警察犬訓練士の話をしました。
すると師匠は笑いながら「人それぞれですからね。トレーニング方法は正解が1つしかないわけではないし、厳しいトレーニングにはメリットがあります。それは早く習得させることができるということ。私は褒めて育てることしかやりませんが、他の方法は否定しません」と言いました。
それを聞いたときに、「人として尊敬できる師匠」だと感じました。
今回学んだことのまとめ
視野が狭い人と広い人の違いが分かってもらえましたか?
私が経験した具体例で、ちゃんと伝わったかどうかわかりませんが、要はこういうことです。
・視野が狭い人は、自分がやっている、信じていることだけしか受け入れない。
・視野が広い人は、自分の信念を持ちつつ、周りも認める余裕がある。
自分が持っている知識や考えは、大多数の中の1つでしかないということですよね。
考えてみれば1つのことを妄信するって恐ろしいですよね。
他のことを受け入れる余地がなく、思考停止どころかどんどん衰退していくと思います。
長年やってきていることこそ見直してみる頭の柔らかさが必要ですし、情報は常にアップデートするべきです。
最近は警察犬訓練士の中には「褒めて育てる要素」を取り入れている人もいるみたいです。
今回は具体例を出して説明しましたが、これはすべてに共通することだと思います。
なんでも俯瞰して見ることが大事だと感じますので、ぜひみなさんも意識してみてくださいね。
こだわりを持っていることほど、視野が狭くなりがちなのでそこも気を付けましょう!