犬との暮らし。言葉より伝わるボディランゲージ5選(ネガティブ編)

先日はポジティブ編をお伝えしましたので、今回はネガティブ編をご紹介します。

ポジティブ編はこちら ↓


ポジティブなサインは、犬と人間どちらにとってもプラスの感情を持てますので、そのまま受け入れても大丈夫な場合が多いです。

しかし怒り・哀しみ・不安のサインはしっかり人間が読み取って、対応していかなければなりません。

では早速「言葉より伝わるボディランゲージ5選(ネガティブ編)」に参りましょう!


①尻尾が上がり、背筋の毛が逆立っている。
②尻尾は下がり、巻き込み、体を低くしている。
③いたずらを叱ったら、ションボリ落ち込んでいる。
④叱っている時に大あくびをする。
⑤見つめると目をそらす。


・・・やや前に乗り出すように脚を緊張させて直立しているのは攻撃的なサインです。相手の威嚇に対して「いざとなれば攻撃するぞ」という気持ちを表しています。


・・・姿勢を低くしたまま尻尾は垂れ下がるか脚の間に巻き込まれ、ほとんど動きません。背筋の毛が逆立つこともあります。この場合は攻撃するか逃げるか迷っている状態です。


・・・これは反省しているのではなく、困っているのです。犬は反省することはありません。飼い主さんの怒りが収まるのを待っている状態です。

※ワンポイント💡

叱るのはタイミングが重要です。叱っていいのは現行犯の時だけで、しかも「望まない行動をした直後0.5秒以内に叱ると理解する」、という説もあります。しかもその行動をしなくなるまで毎回0.5秒以内に叱らないといけません。それはなかなか難易度が高いのではないでしょうか・・・。ですので、基本的に望まない行動をしたときは無視をして、望む行動をした時に褒めて覚えさせるほうが楽かもしれません(^^)


・・・これはご存じの方も多いと思います。犬のカーミングシグナルの代表とも言えるものですね。叱っている時に犬が大あくびをするのは「恐怖や不安を感じていている時」です。相手に敵意が無いことを示したり、緊張感を和らげようとしています。「落ち着いてね」と言っているようなものですね。


・・・犬は目を見つめられるのを苦手とします。プイッと目をそらされてしまった時「攻撃しません、敵意はないです」と伝え、その場の緊張を鎮めるためのシグナルでもあります。特に初めて会った犬をジッと見つめるのはNGです。正面から近づくのを避け、出来るだけ犬を安心させるために手のニオイ(手の甲が理想)を嗅がせてみましょう。


いかがですか?

犬が友好的な場合は良いのですが、警戒している場合や怯えている、攻撃してくる場合はお互い緊張状態になり、ストレスが増幅しますので、ネガティブ編のボディランゲージも是非覚えていただけたらと思います。