愛犬の気持ちを知ってうまくコミュニケーションを取ろう。
先日私はこういうツイートをしました。
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犬主体の「引き出す」トレーニング
「引き出す」トレーニングって、犬が主体なんですよね。
飼い主さんがしてほしい行動をしたときに褒める、ということは一見飼い主さん主体に見えるかもしれませんが、犬が主体です。
なぜなら、「褒められる」という成功体験を積むことによって、犬が自発的に行動するようになるからです。
ちなみに飼い主さんが望んでいない行動をしたときでも怒りません。
完全スルーです。
その行動は無かったことにして、出来たときに全力で褒める。
これの繰り返しです。
引き出すトレーニングをする大前提として、まず愛犬の性質や体調をしっかり把握する必要があります。
簡単に出来るデイリールーティーンをご紹介
愛犬と信頼関係を築いてコミュニケーションを取るために、デイリールーティーンとしてどのようなことをすればいいか、簡単に出来ることをご紹介します。
今日の調子はどう?
①手からフードを食べるか
②アイコンタクト
③おすわり、ふせ、まて、おいで
①家は安心安全な場所なので、手からフードを食べることは普通だと思います。
少しでも環境が変わった時(家に知らないお客さんが来たときや外出時など)は手からのフードを食べなくなったりします。
それはストレスサインです。
または、食べるんだけど噛む力が強すぎる場合もありますがそれも同じくストレスを感じている状態です。
②アイコンタクトは、愛犬が飼い主さんの目を見てくれたら褒めましょう。
飼い主さんが愛犬の目を覗きこんだり、無理やり目線を合わせようとしてはいけません。
どうしても見てくれないときは、おやつを持った手をグーにして、その手を愛犬に一瞬嗅がせたあと、飼い主さんのあごに持ってきてください。
すると自然と飼い主さんの顔を見上げますね。
③基本的なコマンドを覚えている場合に限りますが、飼い主さんの合図により、おすわり・ふせ・まて・おいでが出来るかどうかをチェックします。
最初はハンドシグナルからスタートするのが理想ですね。
①~③までを普段通りにできない場合、何らかのストレスがかかっていたり、体調が悪い場合がありますのでその時は無理をさせないようにしてくださいね。
そこで無理やり「おすわり!!」「おすわりって言ってんでしょ!バシッ!!!」とかはナシですよ(汗)
そうすると「これをしなかったら怒られる」っていう意識が刷り込まれてしまいますからね。
愛犬が飼い主さんを「恐怖の対象」として見るようになったらおしまいです(泣)
愛犬がイヤがること、気分が乗らないことはさせない、あくまでも愛犬のペースで行動させるようにすると、信頼関係がグンとアップしますよ。
愛犬に社会勉強をさせよう
ちなみに犬の社会勉強として色々な環境に慣れさせるのは必要なことです。
常に飼い主さんとしか接していなくて、飼い主さんしか知らない生活だといざというときに「分離不安」による問題行動が起こる可能性があります。
例えば大きな音を出すトラックが苦手だとか、大きな声で話す人が苦手だとか、色々ある中でそれらを慣れさせる訓練はある程度必要です。
なぜなら、動物病院に行くこともあるし、ペットホテルに泊まることもあるかもしれないし、万が一飼い主さんの事情によって離ればなれになった場合に、環境の変化に適応できなければ生きていけないかもしれないからです。
人に攻撃的にならないようにとか、暴れたりしないように訓練するのは犬と人間両方のためです。
その社会勉強をさせるために、まず犬は飼い主さんと十分なコミュニケーションが取れないと、その先に進めません。
そのために、普段から愛犬の気持ちを知って、お互い良い関係を築いていきましょう。
「人といると楽しいな♪」ということを教えてあげてくださいね♪
ちなみに飼い主さんと愛犬の「主従関係」ではなく「バディ(相棒・友達)」のような関係になったほうがお互い”大好き”っていう気持ちが継続すると思います♪
犬にとって生きやすい環境を作り出すために是非「人と関わると良いことがある♪」ということを出来れば小さい頃から教えましょう。
補足:「待て」というトレーニングの強化を。
犬の社会性を学ばせる上で大事なトレーニングについて補足です。
「待て」をさせるトレーニングはこの社会勉強をする上で必須のトレーニングです。
散歩のときや人と会っているとき、病院やグルーミングのときなど、随所に待たなければならない場面がありますよね。
だから、「待て」を苦痛と感じさせないトレーニングをさせましょう♪
・待っていても安心な環境づくり(慣れさせることも含む)。
・待った先にある”ご褒美”♪
このご褒美ですが、人によっていろいろな見解があります。
ですが、私は犬が喜ぶならフードやおやつを使って、行動を引き出すというのはアリだと思っていますので、推奨します。
慣れてきたらフードやおやつは減らしていいですからね。
その子にとって何が”ご褒美”なのかを知って、最適な方法を飼い主さんが選んでくださいね。
犬は育て方によって、いくつになっても新しいことを覚えます。
楽しいトレーニングで飼い主さんと一緒に時間を過ごすことは犬が健康で長生きすることにも繋がりますので、実践してみましょう♪