犬のマッサージを自宅で簡単にやってみよう。心と体の準備編。
ボディケアを行う前に、心と体の準備を整えておきましょう。
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●リラックスできる環境で行う。
犬がリラックスしてマッサージを受けられるような環境作りが大切です。
人の出入りが多かったり、騒音のある場所は避けましょう。
大きなクッションやマットを用意して、犬が心地よく横になれるようにして、なおかつ自由に体を動かせるようにします。
また、飼い主さん自身もリラックスできるように、好きな音楽をかけたりすのも良いです。
飼い主さんが好きな音楽は、愛犬もテンションが上がるという説もあります。
●部屋の温度調節に気を付ける。
部屋の温度調節も大切です。
夏場の暑い時期は部屋の空気がこもらないように自然の風を入れたり、空調や扇風機・除湿機で室温や湿度を快適に保ちます。
寒い時期には暖房を付けますが、犬は体内に熱がこもりやすいので部屋を暖めすぎないようにします。
犬の平熱は38.5℃前後で人より2~3℃高いので、犬にとっての快適な室温をいつも意識する必要があります。
●飼い主さんの心構え。
飼い主さんが緊張して呼吸が浅くなったり、手に力が入っていると犬が緊張します。
犬に手を触れる際には深い自然な呼吸を心掛け、体の余分な力を抜いてリラックスしましょう。
数回深呼吸した後にスタートするのも良いと思います。
静かなトーンで声掛けをし、明るい気持ちでマッサージすると、犬に安心感を与えます。
言葉が通じないのに、人の気持ちや緊張感が伝わるって不思議ですよね!
犬は想像以上に敏感です。
とにかく様々なことを人が気を付けて犬に接する必要があります。
●飼い主さんの姿勢。
良い姿勢を維持するために気を付けてほしい点がいくつかあります。
・犬に覆いかぶさるような姿勢にならないように。
・頭は真っすぐにして下げないようにする。
・肩の力は抜いてしなやかな動きが出来るようにする。
・首を緊張させないようにする。
・犬から遠すぎず近すぎず、腕を伸ばして少し肘が曲がる距離を保つ。
・施術している1点だけを見つめず、常に犬の体全体を見るようにする。
・飼い主さん自身が楽で安定した座り方をする。
●飼い主さん自身の体をほぐしておく。
飼い主さん自身の体が硬すぎると施術もきついですし、しなやかな動きで犬に接することが出来ません。
普段から首・肩・手首などこっている人はほぐしておいてください。
●装飾品ははずして、楽な服装で。
指輪が犬の毛に絡まったり、長いネックレスなどをつけていると、マッサージの途中で邪魔になります。
一番にリラックスすることが大切ですので、体を締め付けない楽な服装で施術しましょう。
●爪は短くしておく。
犬の皮膚は人よりも3~4倍敏感で、薄いと言われています。
飼い主さんの爪が長いと、毛に絡まったり皮膚を刺激しすぎる可能性があります。
爪は短く切りそろえておきます。
以上、マッサージの前の準備として心掛けていただきたいことをお伝えしました。
「愛犬と飼い主さんがリラックスできる環境を作る」ことが目的ですので、普段お部屋でまったりくつろいでいる延長でマッサージをするというのが理想かもしれませんね(*^^*)