動物のQOLの向上について(動物も生活の質を上げていこう!)

さて、昨日の堅苦しい記事は読んでいただけたでしょうか?(笑)

読んでくれた方、ありがとうございます。

まだの方はこちらからどうぞ。↓ ↓ ↓

動物福祉と動物愛護の違いは?(考え方はとても簡単)

昨日の記事でチラッと出てきた「動物のQOLの向上」について、深掘りしたいと思います。

「5つの自由」と「5つのニーズ」

イギリスでは、動物福祉の原則として掲げられている「5つの自由」「5つのニーズ」として反映しています。

「5つの自由」とは(おさらい)

①飢えと渇きからの自由
②不快からの自由
③痛み、負傷、病気からの自由
④恐怖や抑圧(不安)からの自由
⑤自然な行動をとる自由(本来の習性を発揮する)

「5つのニーズ」とは(英国動物福祉法2006 第9条)

①適切な環境

温度、湿度、設備、用具など動物にとって快適な生活環境を作ること。

②適切な食餌

健康維持のために適切な食事と水を与えること。

③通常の行動パターンを表現

各動物の本能・習性に合った自然な行動がおこなえるようにすること。

④他の動物と一緒にもしくは隔離して
生活すること

習性に応じて、群れあるいは単独で飼育すること。

⑤痛み・苦痛・外傷や疾病から
守られること

ケガや病気から守り、病気の場合には十分な獣医療をほどこすこと。
また、恐怖や精神的な苦痛(不安)を与えないようにすること。

とあります。

5つのニーズをわかりやすく

5つのニーズをまとめると、要は、人が子供を育てたり、お年寄りや病気の人を介護するような意識を動物にも向けたらいいのではないかと思います。

心身ともに健康な成人は、自分の生活は自分で作ることができます。

それができない子供やお年寄り、病気の人は・・・?

自分ではない他の誰かの手助けが必要ですよね。

人間の保護・管理下にいる動物も全く同じと考えられます!

「保護・管理下」とは、家庭動物・産業動物・実験動物・野生動物すべてです。

動物ごとに適切な環境は違います。

もっと言うなら個体別に違うと言ってもいいかもしれませんね。

好き嫌いの問題ではなく、この地球上で生きている以上、「共生する」ことを考えるべきだと思います。

現在、多くの人が地球環境問題について真剣に考えて、地球を保護するために取り組んでいますよね。

企業であれば「SDG’s」のように。

地球を保護しないと人間がいずれ生存不可能になるのと同じで、動物も(特に野生動物)も保護しないといずれ人間も生きられなくなるということです。

だからQOLの向上が必須なのです。

まとめ

地球上の生物で、人間が唯一”喜怒哀楽”という感情を持っています。

自分の意志で人生を決めることができます。

その他の生物は感情をもって生きることはできません。

いろんな感情を持って、頭を使って生きていける人間だからこそ、他の動物のQOLを考えてうまく共存するべきです。